プロジェクトで活きた!効果的なUXリサーチ

こんにちは。

3ヶ月ぶりの投稿になります、UI/UXデザイナー大島です。 今回はプロジェクトの仕様策定にUXリサーチが効果的に効いた事例をお話できればと思います。

UXリサーチとは、ユーザーの行動やその行動に至る心理、感情を調査することです。 UX を向上させるためにはユーザーを知ることが欠かせませんが、そのための活動が UXリサーチなのです。 UXリサーチの手法には、インタビューや製品・サービスを使ったテストなどさまざまな方法があり、目的によって使い分けます。

UXリサーチとは?メリットや必要とされるケースをわかりやすく解説|スパイスファクトリー株式会社

仕様策定とUXリサーチの絡め方

扱う案件の性質上、具体的な内容は伏せさせていただくので、ニュアンスが伝わるような挿絵を使ってお話させていただきます🙏

担当するプロジェクトは端的に言うと競合でも実装していない新しい機能の開発になります。

PJ参加当初は前例がない機能をデザインするという点で難易度も高く、形にするまでの苦労がありました。まずは初期の仕様をすべて組み込んだデザインを用意し、話し合ったのち修正するというサイクルをこなし、実装に移ろうか?という段階にさしかかりました。

しかし、機能的に使いやすいのか?顧客のニーズにはまるのか?とユーザー視点に思いを馳せたときに、常に引っかりがあり、「開発の前に、UXリサーチで良し悪しを確かめさせてください!!!」と提案することに決めました。

UXリサーチを行う間は開発を止めてしまうので、ちょっとドキドキしながらの提案でしたが、PM杉原が驚くほどのスピードで顧客に取り次ぎを行い、テンポよく5社以上のターゲットにインタビューを実施することができました。

 

モックを駆使してユーザビリティテスト(UT)を中心にしたインタビューを複数回行い、分析作業を進めました。回答に散らばるキーワードを俯瞰してみると、そこには確かな「ニーズ」が現れていました。

ニーズにフォーカスした新たなデザインを用意し、2巡目のユーザビリティテストを実施したことで、「これ、いけるぞ!」と自信を持てる機能に落とし込めた感覚がありました。

そして、満を持してエンジニアにバトンを渡すことができました。実際に好意的なコメントを頂き、非常にやりがいを感じた瞬間でした。

このスピードを叶える「現場」というValue

弊社のValueのひとつに「現場」というものがあり、「現場に行く、現場を見る、現場を理解する。どれだけサービスが大きくなっても、現場にいる一人ひとりのお客様と向き合い、業務の解像度を上げ続けよう。職種を超え、徹底した現場主義を貫く。」という内容になっています。

顧客と良好な関係を築き、しっかりと連携できているからこそのインタビュー実現スピードだったので、Valueの価値をしっかり体験できた瞬間でした。

最後に

入社間もないタイミングで導入したUXリサーチでしたが、終始よい流れで進行できた実感があります。風通しの良い組織でのびのびと専門性を発揮できるクロスマートに興味が湧きましたら、ご興味がある方は、是非こちらを御覧ください!