フルリモート子持ちエンジニアが体得すべき筋トレ習慣と継続のコツ

どうもこんにちは。バックエンドエンジニアの小久保です。

今回はリモートで仕事しているエンジニアが
長きに渡ってその技術を発揮し続けるためにはどうするか的なお話をします。

 

単刀直入に言います。

 

筋トレしてください。

 

特に、「フルリモート」かつ「フルフレックスタイム制」のエンジニアが
安定した成果を出し続けるためには、運動習慣が不可欠です。

 

筋トレと言うと

 

「はいはい出ましたよ。脳筋脳筋。筋肉が何でも解決するとか無根拠に言うんでしょう? 聞き飽きたが?」

 

と嫌悪する方もいらっしゃると思うのです。

 

ちょっと待ってください。本当にそうでしょうか?

 

イーロン・マスクマーク・ザッカーバーグバラク・オバマホリエモンなど、
多数の著名な方々が日常に運動を取り入れています。

果たして彼らが理由もなしに運動習慣を取り入れるでしょうか?

 

本記事では、2年半に渡り 週3日の筋トレを欠かさず続けてきた
フルリモートフルフレックスなエンジニアが、
筋トレするメリット、習慣化のコツを丁寧にお伝えします。

 

参考文献

 

私のスペック

まずは小久保の基本スペックから。

  • 38歳。妻、6歳・3歳の娘と同居
  • バックエンドエンジニア。Web系7年目
  • 札幌からフルリモート。火曜~金曜はフルフレックス
  • 中学は野球部(9番ライト)。大学は人形劇サークル

バリバリのアスリートではないが、運動嫌いというほどではない。

極めて平均的な運動神経の持ち主です。

 

運動しなさすぎて やばすぎ問題

まず、フルリモートエンジニアの生活にはたくさんの問題があります。

具体的には下記です。

  • 圧倒的運動不足
  • 運動しないから良質な睡眠が得られず疲労が溜まりやすい
  • よく眠れないから生活リズムを崩しやすい

この3つは放置すると生産性を落とすレベルで体調を崩します。

 

仕事はパソコンで完結するし、誰か人と会うと言ってもZoomでつなぐだけ。

まったく移動がありません。

通勤すらないので、ひどいときになると一日500歩ぐらいしか歩かないこともあります。

 

おまけに、少し夜まで作業しようもんなら、就寝直前までブルーライトを浴びまくり。

小難しいプログラミングのことをあーでもないこーでもないと考え続けりゃ交感神経優位になって、目はランラン。

全く動いていないので肉体的疲労はほとんどない。

 

夜まっっっっっっっったく眠れません。

 

正社員エンジニアの場合はこの生活を数年、長い場合は数十年繰り返すわけです。

 

確かに楽です。天国のような待遇です。

 

でも考えてみてください。長期視点で考えてください。

 

やばくないですか?

 

筋力が落ちて早期に寝たきり予備軍になる確率大です。

身体から来る不調でメンタルも崩しやすくなります。

 

突然ですが、ゲームで考えてみてください。

あなたはパワプロで故障率が80%ぐらいになっているのに練習をするでしょうか。

ときメモで、爆弾がついてるのに他の女の子とデートに行くでしょうか?

 

問題を先送りにしてはいけません。

 

バッチの性能が〜とか技術的負債が〜とか言ってる場合じゃないです。

もっと身近な問題が眼前3センチ、息遣いが聞こえるほどに迫っています。

 

自分自身のコンディションがまともじゃなければ
エンジニアリングもクソもありません。

 

まずは長期的にこの天国のような待遇を維持する活躍するための生活習慣を考えましょう。

 

筋トレが業務に及ぼす影響

私の一般的なスケジュールは下記です。

  • 8:00~ 始業
  • 12:00~12:10 昼飯
  • 12:10~13:00 ジム
  • 17:00から19:00ぐらいに終業

昼休みにジムに行ってます。これが大変良い。

 

後述しますが、自転車で5分の24時間ジムを契約し、主にBIG3(ベンチプレス、スクワット、デッドリフト)を鍛えています。

 

レーニング中は無心となるため、業務のゴチャゴチャした不安ごとが吹っ飛ぶのが最高です。

 

スタンフォード大学の研究では、ウォーキングは創造性を60%も伸ばすことができると言う研究結果が出ています。

これは体感とも合致していて、めちゃくちゃにトレーニングした後というのは良い設計が浮かびやすいです。

 

死ぬほど詰まっていて、もうこれ技術的に不可能じゃね? と思ったとき。

ベンチプレスに向き合い、無心でバーベルを上げ下げする。

その帰り道で「あ、あのやり方試してみるか」と思ったことは1度や2度ではありません。

 

さらに、テストステロン効果で根拠なき自信が生まれるのもたまりません。

目に見えて体格もでかくなっていくので、対面での自信が以前より格段にマシになりました。

 

ベンチプレス20kgの小久保と、ベンチプレス95kgの小久保とどちらの言うことに説得力があるでしょうか。

 

筋肉は錯覚資産になりえます。他人に対してだけでなく、自分を信じこませる作用があります。

すなわち自信につながります。

 

たかが自信。そんなことより良い設計を考える時間を作ったほうが。。。と思う人もいるかもしれません。

いいえ、自信があるということは思った以上に価値があります。

 

カリフォルニア大学の研究によると、自信は才能以上に成功を呼び込むと言われています。

つまり自信があるというだけで、自分の能力にかなりのバフがかかるというわけです。

 

パワプロのたとえばかりで申し訳ないですが、初期のノーマルグローブ装備で練習をして低い経験点を得続けるか。

それとも高いグローブを買って、数年に渡って高い経験点を得続けるか。

 

筋トレは投資です。

筋肉がつき身体的にもメンタル的にも高い状態を維持するというのは、パワプロでいえばきちんと高いグローブを装備して高い経験点を得やすくするというのに等しいです。

 

しかしおかしなものです。

 

これを見るエンジニア諸兄におかれましては、ことパワプロであればメンタルと身体を丁寧にケアし、より効率的に経験点を稼ぐのを厭わない。

 

にも関わらず、現実世界の自分の体のこととなると、途端に怠惰になってしまうのはなぜでしょうか。

 

運動習慣をつけるコツ

パワプロではできるけど、現実世界ではできない。

その原因は、圧倒的めんどくささです。

 

だってね。パワプロシムピープルなんかであれば、
ポチッとボタン押したら数秒でトレーニングしてくれるわけで。

 

一方、現実世界。

 

まず筋トレそのものが苦しいし、死ぬほど疲れるし。。。

そもそも物理的に移動しなきゃならないしでとんでもないクソゲーです。

リアル志向もやりすぎるとゲーム性をおとすの典型です。

 

現実世界はクソゲー

 

ということは、とにかくそのクソゲー感を払拭するための工夫が必要です。

 

意志力に頼ってはいけません。

 

自分が今までどれだけ豆腐みたいな柔らかい意志で生きてきたかを考えてください。

 

僕は持ち前の意志力の弱さで一浪一留しています。

ソリューションアーキテクトアソシエイトの勉強も進まず1度も受験できていません。

クラウドラクティショナーはいつの間にか失効しました。

もう自分に期待してはいけません。

 

意志力がなくてもできる方法を確立するのです。仕組みで解決しましょう。

 

では具体的にはどうすれば筋トレを習慣化できるか。

以下で語っていきます。

 

近場の24時間ジムを契約する

まず、ジムに行くハードルを徹底的に落とします。

家の近く、職場の近く、最寄り駅の近くなど5分以内で行けるジムを契約しましょう。

僕は家から自転車で5分のAnytimeを契約して、通っています。

 

24時間営業であることも重要です。

 

社会人で子持ちをやっていると本当に時間が限られます。

正直まともな時間に筋トレに行ってる暇なんてないのです。

家庭はやることで満ちています。

 

そこを無視して自分だけの時間を謳歌し過ぎると、離婚リスク、家庭内不和、子供の非行などにつながります。

 

そのため、子供が小さければ寝かしつけの後。

家族が起きてくる前の早朝などが、唯一子持ち親に残された時間だったりします。

 

そんなとき、早朝だろうと深夜だろうと運営しているジムであれば行きやすくなります。

僕もフルリモートになる前は、5時や、21時辺りに筋トレに行ってました。

 

また、最寄り駅の近くのジムもおすすめです。

通勤経路の中にジムがあると、めちゃくちゃ習慣化しやすくなります。

 

既存の習慣に紐つけてジムに行く

「帰りの電車から降りたらジム」に行く、という具合に

既に行っている習慣に紐つけてジムに行くようにします。

これを「習慣の積み上げ」といいます。

 

また、それを手帳に書くと自分の中で小さなコミットメントとなり、成功確率がアップします。

「昼飯食べたらジム」と書いてある(汚)

これは科学的に証明されていて、具体的にいつやるかまで書いてコミットメントすると、成功確率が上がるという研究結果があります。

 

既存の習慣を筋トレの契機とすることで、成功確率を上げることができます。

詳しくは、参考書籍にあげたジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣をご参照ください。

 

ゲーミフィケーションで自分に小さな報酬を

嘘みたいな話なのですが、スタンプを集めるようなノリで記録を取ると、継続しやすくなります。

例えば、ジムに行った日は手帳に✗をつける。などとやってみてください。

連続ログインボーナスみたいな

ソシャゲの連続ログインボーナスみたいなUI、1度は見たことがあると思います。

それを自分自身で作って、自分に見せてあげてください。

 

不思議なもので、✗をつける。

その小さな動作が小さな幸福感をもたらしてくれます。

これを毎日続けると、やめられなくなります。

 

連続ログインボーナスよろしく、こんなに続いてるのに辞めちゃうのもったいないなという情報が目から入ってきます。

良い意味でサンクコストバイアスが効き、余計に辞めづらい状況を作ることができます。

 

アプリで重量の記録をして プチゲーミフィケーション

Strongというアプリを使って、重量の記録を行っています。

このアプリの良いところは、前回の記録が入力画面に表示されることです。


前回の記録がでないと、自分の限界がどこにあるのかが分からず、

漫然とトレーニングをすることになります。

適切な負荷がかけられません。

 

すると、成長が鈍化し、挫折しやすくなります。

 

逆に前回の自分を超えられた場合の恍惚感。

挫折リスクがガラガラと崩れていくのを実感できます。

 

また、これまでの成長を種目別に振り替えるのもおすすめです。

ベンチプレスのベスト重量の遷移

自分がどのぐらい成長したのかが可視化されるので、ゲームみたいで面白くなります。

 

まとめ

フルリモートエンジニアは、ただでさえ運動習慣が失われがちです。

長期的な視野で見た場合、無策でいると健康リスクが大きすぎます。

そのため、筋トレ習慣は非常に大切です。

 

筋トレ習慣をつけるには、とにかくハードルを下げ、一個一個の挫折リスクを潰していくこと。これに尽きます。

 

これは何も特別なことではなく、日々の開発プロセスと同じことです。

テスト駆動開発よろしく、アジャイルよろしく、小さな課題を洗い出しては徹底的に潰し続ける。

同じことをプログラミングではなく、自分の身体で実践するのです。

 

元気でいないと良いコードは書き続けられません。

技術的な研鑽と同じぐらい、身体的研鑽も重要です。

是非ここであげたテクニックをもとに、筋トレライフを楽しんでみてくださいね!

 

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フルリモート勤務で昼休みにジムに行こう!!(え

 

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