プロダクトチームで新しい取り組みをするときにどうしているか



ご覧いただきありがとうございます。
クロスマート株式会社で執行役員VPoPを務めている杉原(@sugihara_xmart)です。

2023年9月1日より執行役員に就任しました(左側)

プロダクト領域の管掌でマルチプロダクトの企画・推進なのでそのあたりの思いを記載しようかなと思っていたのですが、既に弊社広報の手によって素敵なnoteにまとめていただいておりました。

 

顧客にも「このプロダクトは自分が育てた」と感じてほしい。VPoPが語るクロスマートのプロダクト構想|クロスマート株式会社

 

今回は未来プロダクトチームの仲間になってくださる候補の方へのメッセージも兼ねてプロダクトチームで新しい取り組みをする際の流れを、最近チームに導入した「GatherTown (ギャザータウン)」を例に取り上げてみようと思います。

 

そもそも「GatherTown」とはなにか

2020年アメリシリコンバレー発祥の2Dメタバースオフィスツール。
世界累計ユーザー数は1,600万人。最大10名まで無料利用が可能。
主に欧米圏、アジア圏(主に韓国)で絶大な人気を誇る。

公式サイト:https://www.gather.town/

参考:https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/46230

 

杉原の言葉で説明するのであれば、リモートでも気軽にコミュニケーションが可能なバーチャルオフィス、といった感じです。普段は Gather と呼んでいるので以後その表記で記載します。

 

実際のGatherの様子です。ドット絵がかわいい

どのような経緯で導入検討に至ったか

プロダクトチームで毎週持ち回りで実施している「10分勉強会」で自身が副業の話をした際に、副業先にこの「Gather」が導入されていることを話しました。

 

プロダクトチームでは2022年3月に10分勉強会を始め、なんだかんだ1年半ほど続いています。

note.com

そのときの10分勉強会の様子。いつもコメントの流速が早めです

そのとき、エンジニアの1人がとてもGatherの導入に興味を示しており、またフルリモートでの開発体制が根付きながらも徐々にプロダクトチームが大きくなりつつあったクロスマートとめちゃめちゃ相性いいのでは!?

との思いから、まずはトライアルでの運用を開始しました。

熱量の高い人によるトライアル運用

その日のうちに勢いでトライアルを開始

Gather以外にも、良さそうなものはまずライトに試して運用しよう、ということは比較的多いです。
クロスマートはtimes(分報)文化が比較的根づいているので、誰かが気軽に呟いた内容を拾ってトライアルの旗振りをすることもあります。

 

なお、Gatherのトライアルのときは、熱量が高いうちに、とかなり勢いドリブンで導入したところ、あとから座席数変えたりするのにアーリーアダプターなメンバーをやや振り回してしまったので、最低限の運用ルールは考えて導入したほうがよいかも、と振り返っていますw

 

トライアル期間の振り返りの実施

30日間のトライアル期間だったのでトライアル終了の約1週間前にKPTによる振り返りを実施しました。

勢いドリブンで来たけどちゃんと振り返りはします

このとき「TRYに一つ以上「これがあるとよりうまくいくであろうガイドラインを書くというルールでKPTを実施しました。

KEEP

PROBLEM

TRY

結果として以下のような形になりました。

  • GOOD
    • ちょっと相談しやすい(Slackよりもよい)
    • 出社感ある、一体感、人と会ってる感
    • 出社確認、MTG確認ができるのがいい
  • MOTTO&TRY
    • Slackとの棲み分け、通知
    • ログインルール
    • Gatherを利用するタイミング(会議など)

運用ガイドラインを設ければ、一定恩恵を得られそうとの判断から
期間を決めて正式導入することを決め、稟議を上げました。
※ちょうど 福岡・長野といった遠方のプロダクトチームメンバーの入社が決まっていたことも導入の後押しになりました。

稟議申請

ここから稟議申請をあげるのですが、弊社の特徴としてめちゃくちゃ稟議申請からの承認が早いです

30分で承認。これは極端すぎる例だが...

もちろん、トライアル期間中に代表に頭出しをしていたこともあるとは思いますが、

新規のサービス導入に関して、仕事の生産性に繋がりそうなものは積極的に導入しようというスタンスがあり、これは組織風土として非常に気に入っている点です。

 

もちろん導入したものがきちんとワークせず、賞味期限の切れた仕組みやツールがはびこるのはよろしくないですが、そうならないよう定期的に棚卸しも(今のところは)できてるんじゃないかなあ、と思っています。

ガイドラインを設けての運用

EM山田さんが作成くださった運用ルール。これに則りつつ活用しています

まとめ

このような形で、プロダクトチームで新しいツールや取り組みが始まる場合は多くの場合以下のような形で導入・運用されるケースが多いです。

  1. 誰かが、良さそうなサービスや仕組みを見つけてきてtimesに呟いたり、技術定例やDS(朝会)で提案する
  2. 良さそうなものでトライアルがあれば、熱量ドリブンで導入してみる
  3. 振り返りをし、今の自分達に合うか、見送るべきかを判断する
  4. 期間を決めて正式導入、運用する
  5. ガイドラインを設けて運用開始
  6. 事前に定めた期間まで来たら振り返りの実施...

特にツールは、ツールを入れただけで解決しないことが多いので、

どのように運用していくかはセットで考えるべきではありますが、

世にある良いものを活用しながら生産性高く働ける環境づくりは今後も意識していきたいと思っております。

さいごに

いつものやつですが、クロスマートではPM、エンジニア、BizDevなど広く一緒に働く仲間を募集中です。組織も事業も急拡大していて、やること満載です。ご興味がある方は、是非こちらを御覧ください!

 

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