エンジニアチームの目標設定で自分なりの色をつけた話

エンジニアマネージャー(EM)の山田です。
今回は弊社エンジニアチームの目標設定について語ります。

自分。色を出していいっすか?

少し前にひょんな事からエンジニアマネージャーに就任した山田は悩みました。

チーム目標設定を設定するタイミングが来たのです。アレでもないコレでもない…と悩みに悩みました。

 

これまで僕らに掲げられていた*1目標は所謂「プロダクトの目標」でした。
エンジニアもプロダクトの開発に関わるメンバーです。よってこの目標が設定される事は何も間違ってはいないのですが…
「エンジニアにフォーカスされた目標」ではなかった事から、少々モヤモヤとしながらも毎日の開発を行っていました。

今回、現場エンジニアからマネージメントに役割を移して、チーム目標設定をする機会を得たので、この思いをぶつける事にしました。


そして壁にぶつかりました。
「エンジニアチームの目標に我が多く入った意見を押し出しても良いものか…?自分のエゴを押し付けているのではないか?」
と…。

 

そんな事を思って長きに渡り各所で 自分探し 相談を行った結果、1つの答えにたどり着きました。

「自分の色を表現してもいいじゃないか」

結論:攻撃力を上げる

これまでは当たり障りのない…と言うと言葉が悪いですが、「守りの開発」が評価されるような目標が設定され、評価される事が多かったです。

決して「攻めの開発」が評価されなかったわけではありませんでした。
しかし、評価する側の人全員が開発の事情に深く関わっているというものでもありません。
そのような中では守りの開発の方が数字化が容易*2でした。評価する側の視点に立つと結果を評価しやすい目標だった。とも言えます。

 

しかし、我々のようなベンチャー企業は守ってばかりでは無く、攻める必要があります。
攻めきる為の攻撃力とは即ちモノを作る事。そのための手を動かす力。行動力…。*3

作ってなんぼ」が評価される開発組織にしよう!…と。

具体的にそれを達成する為の目標は複数個掲げてはいます。
その中で最も重要なのは「粒の小さい結果でも良いので、日々継続的に出せるようにする」ということです。

 

"実装する内容を検討に検討を重ねて、時間をたっぷり掛けた巨大な修正"と
"相談や提案を都度素早く取り入れて、短時間で行った数行の修正"。

業界や慣習により様々な意見があると思いますが、
「ユーザーは1秒でも早く何らかの形で価値を得たいし、それに答える事でプロダクトの価値が上がり、会社の価値も上がる」
のであるならば、"後者の方が良い開発体制である"
…と判断しました。

Q. 今までの目標は良くなかったのか?

結論から言うとNo。良かったと思います。

目標は会社やプロダクトが置かれた状況。やるべきこと。目指すべき未来。が反映され設定されます。

当時は開発リソースの余裕もなく、守りの開発を行うのが当たり前でエンジニアに対して守りの作業をする割合が多かったです。
当時の目標には当時の状況が反映されていたに過ぎません。

現にプロダクトは存続し続け、ユーザーに対してその価値を提供し続けています。
この成果を持ってして良くなかったとは全く思わないです。

そして今。攻めの開発に転じる事でクロスマートは新しい一歩を踏み出そうとしています。

最後に

今、攻めに攻めているイケイケな企業。クロスマートは攻めた開発をしたいエンジニアを募集しています!
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*1:この時の山田はまだ現場のエンジニアで最前線にいました

*2:多くは既に顕在化している問題を計測し、具体的アクションを行う事になる。結果として行動に対する成果が可視化しやすい

*3:この山田が最も好きな事の一つは、無茶な事を言った後の語尾に「まあ、死なないし」とポジティブに付け加える事です